数学。累乗(るいじょう)のワナに気をつけて!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

頑張る中学生を応援するかめきち先生です。

今回は2(2の3乗)といった
累乗(るいじょう)についてのお話を
していきたいと思います。

いきなりですが

この計算問題にチャレンジしてみてください。

答えはどうなりましたか?



正解は「30」です。

正解できた人は
累乗についてしっかりと理解できているので、
ここから先は読まなくても大丈夫です。

間違えてしまった人は、
正解を見て「あっ」と気づいた人もいると
思いますが、
累乗(るいじょう)のルールについて
もう一度確認しておきましょう!

ポイントは、指数がどこに指令を出しているのか

累乗(るいじょう)とは、
同じ数をくり返し
何個かかけるということです。

例えば
「3の累乗」とは
3をくり返し何個かかけることを
意味します。


上の3つの例は
どれも「3の累乗」です。

ここで3の右上についている
小さい数字を「指数」といい、
この「指数」の数ぶんだけ
3をくり返しかける
ということになります。

そして
累乗の計算のポイントは、
この「指数」がどこの部分に
くり返しのかけ算の指令を出しているのか
しっかりと読み取る、
ということになります。

「指数」の指令先は
次の3パターンをおさえておきましょう。

①と②については
迷うことはないと思います。

「指数」のついている
プラスやマイナスの数字そのものを、
くり返しかければOKです。

注意しなければならないのは
③のパターンです。

「指数」の2は
-3の部分にくり返しかけ算の指令を
出しているのではなく、
3のみにくり返しかけ算の指令を
出しています

なので計算は
マイナスの記号はそのままで
3を2回かける形となり、

となります。

テストでは
このパターンの累乗を、
計算問題の中にしれっといれてくるので
気をつけてくださいね。

 

というわけで
最初の計算問題にもどりますが、

この計算の

の部分の計算は、

となって

の計算式を解いていけばよい
ということになります。

答えは「30」です。

 

以上が
「累乗」の計算についての注意点になります。

 

努力して身につけたことは
自分の武器となって必ず自分を助けてくれます。

頑張る中学生をかめきち先生は応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください